梅雨のじめじめした憂鬱な季節が到来しています。この季節は、だんだんと気温も高くなり湿気も多くなることから害虫に悩む季節でもあります。
「虫よけアロマ」は、昔からアロマテラピーに興味を持っていただく入口のようなもの。アロマテラピーで使われるアロマオイル(精油)は、香りを持っているので特に「虫よけに効果的」とうたわれていなくても「虫よけ効果」を持っているものだと言われています。
ただし、虫によって「好きな香り」もあるので、「蚊よけ」を意識する場合は「蚊が嫌う香り」を選ぶ必要があります。今回流行している「デング熱」の媒体は「蚊」なので、今日は「蚊よけ」に役立つアロマオイル(精油)について触れたいと思います。
市販の「虫よけグッズ」を手に取ると「ユーカリ」や「レモングラス」が含まれたものが多いのでそれをヒントに考えていただくと、アロマオイル(精油)を選びやすいです。
「蚊」はレモン調の香りの基となる成分でもある「シトラール」を苦手とするようで、市販の蚊よけスプレーや、バンド、シールなどはほんのりレモン調の香りがします。このシトラールを含む代表的なアロマオイル(精油)が「レモングラス」。
よって手作りアロマで蚊よけを心がけたい方は、「レモングラス」「ユーカリレモン」「シトロネラ」の精油をベースに作成するのがおススメです。
アロマ環境団体様のHPにて、とても分かりやすい「虫よけアロマの活用法」についての記事がありました。初心者の方にも活用しやすく使用法が簡潔に書かれていましたのでリンクを紹介します。
<参考資料> アロマ環境団体HPより「アロマを虫避けに活用」
//www.aromakankyo.or.jp/article/koho/2246/80_2246_1_0_140716020035.pdf
上記リンクのレシピは有効と考えられている「レモングラス」の精油のみの使用について書いていますが、好みで「ラベンダー」と「ユーカリグロブルス」をディフューザーやアロマスプレーに各々2滴ずつ程度追加して3種類使用しても楽しめると思いますよ。
私自身いつも感じるのは、虫よけを効果的に活用する場合は「使用目的」「使用上の環境」「時間帯」「使用する人の年齢」などを考慮して下記のアロマグッズを作ったり、市販のアロマグッズを活用して使い分けると、より有効に虫よけアロマが活用できると感じています。それを踏まえ、活用方法を下記にまとめました。私がオールアバウトに掲載している記事の中で役立ちそうな関連記事をリンクしましたので、参考にしていただければと思います。
■虫よけアロマスプレー
網戸に吹き付けたり、外出時に体の気になる部分に吹き付ける。濡れたハンカチやおしぼり、ウェットティッシュなどに吹き付けて、ふき取りタイプの虫よけシートのような使い方も可能です。
■虫よけアロマジェル
スプレーをシュッと噴霧する場合に口に入ることが懸念される小さいお子さまや高齢者に使用する場合は、手で塗るジェルタイプがおススメです。
※精油のレシピを虫よけ用に「レモングラス」「ラベンダー」「ユーカリグロブルス」などにアレンジすればOKです。注意事項を読んで楽しんで活用してくださいね。
■虫よけバーム&クリーム
スプレーとジェルは香りが飛びやすいので、こまめに使用することがポイントです。しかし、こまめに虫よけケアが難しい場合は、バームなどのクリームタイプを塗布しておくと長時間効果が持続するので便利。ただし、暑い季節にクリームタイプの虫よけを塗布するのは皮膚に少し負担がかかるため、塗布する体の場所や、使用する時間帯に(夕方以降の夜のおでかけ、キャンプなど)足元に塗っておくと香りが下から上に上がり、効率的で効果が長持ちして便利です。
※精油のレシピを虫よけ用に「レモングラス」「ラベンダー」「ユーカリグロブルス」などにアレンジすればOKです。記事のレシピは2.5%濃度なので、小さなお子様や高齢者に使用する場合は総滴数を半分の5滴で調整することをおすすめします。
例 レモングラス 2滴 ラベンダー 2滴 ユーカリ1滴 計 5滴
注意事項を読んで楽しんで活用してくださいね。
■アロマディフューザーやアロマキャンドル
単純に空気中に香りを広げて蚊よけをします。電源が取れない場所やアウトドアには蚊取り線香の代わりにアロマキャンドルを活用すると便利です。キャンドルで注意しなければならないのは「火と熱」なので、事故に合わないように大人が注意をして使用することをおススメします。個人的には、ペンキの空き缶など、取っ手がついている大きな缶にキャンドルを入れて必要が亡くなった場合は、蓋をして持ち運べるようなものを活用すると、アウトドアでは便利だと思います。無水エタノールにアロマオイル(精油)をブレンドするだけでOKのリードディフューザーは1回作るとそのままでOKなので便利です。その他、オールアバウトに掲載している関連記事をリンクします。
注意事項:アロマオイル(精油)には禁忌事項というものがあります。皮膚が弱いかた、持病をお持ちの方など、アロマオイル(精油)を使用する際に、体調に心配がある方は、かかりつけの医師やアロマショップの店員、身近なアロマの資格保持者に必ずご相談をしてから使用してください。
※こちらの記事は2014年に更新した記事を、再掲載したものです。